株価が何十倍になった日本のテンバガーのおもしろすぎる事例

株価が何十倍になった日本のテンバガーのおもしろすぎる事例

株式投資をする中で、「テンバガー」という言葉を耳にすることがあります。これは、投資した株が10倍の価格に成長したことを指します。日本国内にも、過去にテンバガーを達成した企業がいくつか存在します。今回は、その中から5つの事例をピックアップして、どのようにしてテンバガーを実現したのかをわかりやすく解説します。

1. 任天堂(7974)

まずは、誰もが知るゲーム業界の巨人、任天堂です。2016年に「Nintendo Switch」を発売した際、株価はおおよそ25,000円でした。それから数年後、2021年には70,000円を超え、テンバガーを達成しました。

任天堂は、独自のゲームソフトやハードウェアを持つ企業で、「マリオ」や「ポケモン」といったキャラクターは世界中で愛されています。スイッチは、その独特なデザインと多機能性で、多くの家庭に受け入れられました。この成功が、株価の急上昇をもたらしたのです。さらに、コロナ禍で家庭で過ごす時間が増えたことも、任天堂の製品が求められる一因となりました。

2. メルカリ(4385)

次に紹介するのは、フリマアプリでおなじみのメルカリです。2018年に上場した際の株価は、初値が3000円でしたが、その後2021年には10,000円を超え、テンバガーを達成しました。

メルカリは、不要なものを簡単に売買できるプラットフォームとして、日本国内で大きな人気を誇ります。特に若い世代を中心に広がり、コロナ禍でのリユース市場の拡大も追い風となりました。多くのユーザーがメルカリを利用することで、取引が活発になり、企業の成長につながったのです。

3. サイバーエージェント(4751)

サイバーエージェントは、インターネット広告やゲーム事業を展開している企業です。上場時の株価は約600円でしたが、その後、2018年には株価が6000円を超え、テンバガーを達成しました。

この企業の強みは、特に若者向けのコンテンツを豊富に持っている点です。ゲーム事業では「ウィニングイレブン」などのヒット作があり、また、広告事業も急成長しています。SNSや動画プラットフォームの人気が高まる中で、若い世代に特化したマーケティング戦略が功を奏したのです。

4. ユニクロ(ファーストリテイリング、9983)

ファーストリテイリング、つまりユニクロは、日本国内外で展開するファストファッションブランドです。2000年代初頭、株価はおおよそ10,000円でしたが、2021年には株価が70,000円を超え、テンバガーを達成しました。

ユニクロは、シンプルで高品質な製品を手頃な価格で提供することで、多くの顧客を獲得しました。また、グローバルな展開を進め、アジア市場を中心に急成長しました。特に「ヒートテック」や「エアリズム」といった機能性商品がヒットし、これが株価を押し上げる要因となったのです。

5. クラウドワークス(3900)

最後に紹介するのは、フリーランスと企業を結ぶプラットフォームを提供するクラウドワークスです。上場時の株価は約1,000円でしたが、2021年には株価が10,000円を超え、テンバガーを達成しました。

クラウドワークスは、リモートワークの普及や副業の需要が高まる中で、多くのフリーランスと企業をつなげる役割を果たしています。特に、コロナ禍による働き方の変化が追い風となり、利用者が急増しました。これにより、企業の成長が株価の上昇につながったのです。

まとめ

これらの企業は、いずれも市場のニーズを的確に捉え、独自のビジネスモデルを持つことでテンバガーを達成しました。任天堂やメルカリ、サイバーエージェント、ファーストリテイリング、クラウドワークスのように、成長性の高い企業を見極めることは、投資家にとって重要なスキルです。

テンバガーを見つけることは簡単ではありませんが、これらの成功事例を参考に、自分自身のリサーチを深めていくことが大切です。市場の動向や企業の戦略を注視し、次なるテンバガーを見つけるための第一歩を踏み出してみましょう。投資は常に学びの連続ですので、楽しみながらスキルを磨いていくことが成功への道です。

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